立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

神田 天亀そば

神田駅南口から徒歩2〜3分くらい。いまのコロナの状況では分からないけど、24時間営業をしていて有名なお店のよう。秋葉原あたりは結構行ったので、となりの神田エリアのお店に行ってみることに。

朝8時頃の訪問、たまたま先客は1名のみ。人気店なので、坂崎仁紀氏が「ちょっとそばでも」で紹介している「ダーク」(体の半身をカウンターに向けて、少しでも多くの人が立食できるようにする食べ方。ダークダックスが語源)をしないとと覚悟していたのだけれど、とくにその必要がなかったのでちょっと安堵。天ぷらそばを口頭で注文。湯通ししためんをどんぶりに盛ってかき揚げを乗せ、その上からつゆを注いだあとにねぎとしそ天を乗せて完成。女性の店員さんにお金を渡してどんぶりを受け取る。

つゆは濃いめ。ただ醤油とかつお節のバランスが取れていて塩辛さは感じない。めんはむらめんのゆでめんでやわらかい。同じむらめんを使っている池袋「君塚」よりもやわらかく感じたのは、湯通し時間の差かな?いたって伝統的な立ちそばのめん。かき揚げは四角く切った玉ねぎと短冊切りのにんじん。衣が厚めの揚げおきでこれまた昔ながらのかき揚げで、濃い色のつゆを吸っためんと一緒に食べると味わい深い。しそ天はなるべくつゆに浸らないようにして、たまにサクサクっと食べてリフレッシュ。

このお店の特徴の一つである魚粉を振りかけてみたものの、もともとのつゆが好みの味だったので、おいしいながらも個人的には必須アイテムじゃないなと感じた。池袋のつけ麺屋「やすべえ」に行ったときには、玉ねぎも魚粉もたくさん入れるのに。かき揚げの油で少しこってりしたつゆを少し残して食べ終わり。

AMラジオが流れる店内。オンラインミーティングやらペーパーレスやらで働き方が急激に変わっているけど、ここで昔と変わらないはずのそばを食べると一瞬ほっとリラックスできるような気が。次回はちくわ天そばかさっぱりとわかめそばかな。にぎわいを感じるのもいいけれど、今回みたいに「ダーク」を避けられればなお望ましい、と考えるのは贅沢か。

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