立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

日暮里 一由そば

立ちそば界では有名なお店。以前職場の先輩と日暮里で飲んだ帰りに、その先輩に連れられて来たことがあったけれど、そのときのことはただ「おいしかったなあ〜」くらいしか覚えていない。酔っていたからだと思う。土曜日の午後にちょっと時間ができたので、どんな味だったか確かめに行ってみることに。

到着は午後3時半頃。中途半端な時間にもかかわらず、店の外にも数人並んでいてびっくり。店先には揚げたゲソの匂いがただよっている。3分ほど待ってから入店し、店員さんに小盛りそばに五目かき揚げハーフと山菜ハーフを注文する。小盛りやハーフを注文できるのがいい。この時間帯に普通盛りを食べたら夕食が食べられなくなりそうだし。めんをどんぶりに盛ってつゆを注ぎ、山菜とわかめとかき揚げをのせてすぐに完成。

つゆは暗黒つゆ。ただ、よくある暗黒つゆと同じでかつお節より醤油を強く感じるものの、口当たりはさっぱりでそこまで塩気は感じない。めんは安定の興和物産のゆでめん。やわらかすぎない食感で濃いめのつゆとの相性がいい。五目かき揚げには玉ねぎ、にんじん、春菊のほかにゲソも入っている。ゲソが柔らかくて味わい深い。もう一方のトッピングは山菜だけかと思ったらわかめも入っていて、しかも量もたっぷり。これでハーフだったら、普通の山菜はどれくらいの分量なのだろう。かき揚げを食べて、山菜でちょっと口直しをして…を繰り返して食べおわり。めんは小盛りだったが、私には十分の量だった。これで250円は本当に安い。

お客さんは次から次に入店してきて、店の奥では店員さんが休むことなく天ぷらを揚げている。いま揚げているのは匂いからたぶんゲソ天。私も次回はゲソ天かミニゲソにする。つゆを残すのは失礼かな…などと考えつつ少し残して返却口にどんぶりを持って行ったら、なみなみとつゆが残っているどんぶりがいくつも置かれていた。暗黒つゆはつけ汁と同じとみなされるため残してもいい、みたいな暗黙の了解があるのかもしれない。コロナが収まったら、また先輩と日暮里に飲みに来て、最後は一由そばで締めたい。

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