立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

大山 文殊 大山店

今日から短いお盆休み。この休み中に普段行けないお店に行ってみたいなと考えていたのだけど、調べてみると自分だけではなく多くの路麺店もこの時期は休業するみたい。年中無休のイメージがある日暮里「一由そば」ですら、お盆期間は休み。いろいろ調べて、今日は文殊大山店に行くことにする。

お店は東武東上線大山駅の改札の前。訪問は朝8時半頃。外の券売機で天玉そばの食券を買おうとしたら売り切れ。トッピング卵も売り切れ。…暑いし、食中毒などの影響で生卵は販売しないのかなと思い、山菜そばにちくわをトッピングすることにする。チケットを買って店内へ。店内は4席くらいのスペースしかなくて、文殊のなかで一番小さい店舗かもしれない。券を渡して注文する。

店員さんがめんをゆで始めて、並行してちくわも揚げ始める。文殊で揚げたての天ぷらを食べるのは初めてなので期待が高まる。2分経ってめんがゆであがり、お湯を切っていったん冷やしたあと、再び温めてから丼へ。つゆを注いだあと、店員さんから「卵は生、ゆでどっちにしますか?」とたずねられる。どうやら卵サービスの時間帯だったみたい。生で、と答えると、器に卵を割り入れ、揚がったばかりのちくわ天を乗せて、業務用の山菜の袋を切って山菜を盛り付け、最後にねぎを乗せて完成。とても豪華なそばができあがった。

まずはつゆをひとくち。ほかの文殊のお店と同じで醤油が香るきりっとした辛口の味だけど、今日の大山店はややまろやかに感じられた。そばは細めんで、ゆでたてなのでしゃっきり。つるつるとすすれる。揚げたてのちくわ天は柔らかく、衣も薄くて軽い味わいなのでどんどん食べ進められる。揚げ置きのちくわ天との違いにびっくり。山菜はよくあるサクサクした歯ごたえのものではなく、噛むと少しねっとりと感じるもので自分好み。衣が溶けて深みが加わったつゆと一緒にたまごをすすって完食。

いままで食べた文殊のお店で、いまのところ今日の大山店がベスト。卵サービスもうれしかったし、なにより揚げたてのちくわ天にあたったので運がよかった。たまたま選んだ山菜とちくわ天の組み合わせもかき揚げ天よりあっさり食べられて、これから自分の中で定番になるかもしれない。文殊のほかのお店もめぐりたくなってきた。

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