浅草橋 清水や

2021年に開店したお店。秋葉原の「あきば」や東十条「そば清」、外苑前「信越そば」など、行きたくてももう行けない店が増えているなかで、新しくお店ができるのはうれしい。これはぜひとも行ってみたい。

JR浅草橋駅西口から徒歩5分強。例によって午前8時半頃に入店。初めてのお店なので、これまた例によって券売機で天玉そばのチケットを買って注文。店内に流れるJ-WAVEを聞きながら3分ほど待って完成。

つゆは甘め。個性はないけどバランスがよくて、醤油とだしが調和している。そばは生めんでもちもちしていて、そばの風味も感じる。生卵の黄身がやぶれているのはご愛敬。つゆが黄身で汚れないように、最初にさっさとすすってしまう。かき揚げは厚い。揚げ置きだからサクサク感は少ないものの、つゆを吸ったふんわり感を楽しめる。甘めのつゆに天ぷらがほどけると、コクのあるつゆに変わる。かき揚げの玉ねぎとめんを食べすすめる。めんの量はやや少ないか？めんがおいしいので、かき揚げが残ってしまった。玉ねぎやにんじんなどの具をつまんで、食べ終わり。

暗黒つゆ系のお店が多い浅草橋で、このお店のつゆは万人受けする味だと思う。人によってはクセがないつゆに満足しないかもしれないけど、天ぷらと合わさると味に深みが加わって印象が変わる。つゆが上品で天ぷらの種類が多いこのお店で、立ちそばにあう天ぷらを探してもいいかもしれない。次回はゲソ天か、舞茸か。それともさっぱりわかめそばにしてめんを大盛りにするか。券売機の写真を見ながら、考えることにしよう。