立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

浅草橋 そばきらく小川

浅草橋駅周辺は立ちそばの名店がたくさんある。ただしそのお店の多くは土日祝日がお休みなので、私にとっては平日に朝少し早く家を出て行くしかない。チェーン店ではないので仕方がないけど、訪問するハードルは少し高い。

平日の今朝は駅から徒歩1分のそばきらく小川に行くことに。朝8時半頃に訪問して、カウンターにお金を置いて山菜そばを注文する。元気のよい店員さんがメニューを復唱してから、めんをゆでて丼に盛りつけてつゆを注ぎ、山菜とねぎをトッピングして完成。丼とお釣りを店員さんから受け取る。お金をさわったあとに手を洗っていて、丁寧な仕事ぶりを感じられる。

つゆはとても上品な味。立ちそばにはめずらしくだしの風味のほうが強いが、かといって塩気も感じるぎりぎりの状態。少々ゆずが入っていて、上品さがさらに引き立つ。浅草橋駅周辺にいくつかある暗黒つゆ系とは真逆。ゆでたてのめんも細くて、まるでにゅうめんのようなあっさりした感じ。このめんを山菜と食べると本当に滋味深い。立ちそばの山菜は繊維をサクサクかみ切るようなものが多いけど、このお店の山菜はワラビやゼンマイをかむとちょっとねばり気を感じて、しみじみおいしく味わうことができる。体にやさしいそばとつゆをつるつる、ずずーっとすすって完食。

今回は2回目の訪問。前回はかき揚げと温泉玉子を注文したが、せっかくの丁寧に作られたぶ厚いかき揚げとあっさりしたそばがマッチせず、おいしいのに何だか気分がもやもやしていた。あっさりしたそばにはさっぱりした具があうのかも。私のあとに来店していた女性客もとろろそばを注文していた。次回はさっぱり系の具が網羅されたぜんぶ入り(温泉たまご・山菜・油揚げ・わかめ・揚げ玉)を試してみたい。たっぷりの具に負けじとめんも大盛りにしていまうかもしれないけど、それでもペロリと食べられるはず、たぶん。

f:id:keropple:20210604225843j:image

f:id:keropple:20210604225847j:image