立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

秋葉原 新田毎

JR秋葉原駅で山手線から総武線に乗り換えるときに何度も見かけていて、とても気になっていたお店。ただ、古めのお店のたたずまいから、あまり味には期待できないのではと思って(失礼!)、いままで行ったことがなかった。駅構内のそばいちや改札外のいろり庵きらくで無難にNREの安定の味を楽しんでもいいけど、今日はあえて自分なりに冒険してみることに。

平日朝8時過ぎの訪問。入り口のすぐ左側に券売機が2台あるのにもかかわらず、お客さんが次から次に来るので数人待っている。店先に置いてあった「タイムサービス 天ぷらそば300円」の看板を見て、天ぷらそばに決める。食券を買って注文口で店員さんに渡すと、1分ほどで完成。

つゆは意外にあっさり。昔ながらのお店は暗黒つゆが基本と思っていたが、色も黒くないし醤油風味も強くなかった。めんは安定のゆでめん。めん箱から丸山製麺謹製。たまに気の抜けたようなスカスカなゆでめんもあるけど、このめんは少し歯ごたえがあって好み。揚げ置きのかき揚げには玉ねぎ、にんじんと少しの春菊が入っていて、つゆになじんだ玉ねぎ部分をそばと一緒に食べるとおいしい。体を気づかってちょっとつゆを残してごちそうさま。

広い店内にお客さんがたくさん、みんな素早く食べてささっと店を出るので、とても回転が早い。思ったほと雑多なお店でもなかった。タイムサービスとは言え、300円でこの天ぷらそばを食べられるのはお得。このつゆとめんなら、やはり山菜などのさっぱり系より天ぷらが合うんだろうなあ。たぶん次回も天ぷらそば。それにしても店の外に「生そば」と大書きしているのはいかがなものか。ご愛敬だけど。

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