立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

王子 立喰そば処 きそば

2021年3月下旬の土曜日、桜を見ながら散歩しに王子を訪れる。時間は午後1時半頃。遅めの朝食だったから昼食はまだ食べていなかったけど、小腹が減ったのでJR改札脇のそば屋さんでちょっと遅いお昼を食べる。

店先にはつゆの匂いがただよっていて食欲を誘う。券売機でわかめそばのチケットを買って注文。店員のおばちゃんが薄ピンク色のめん箱(たぶん興和物産)からゆでめんを取り出してお湯で温め、つゆを注いでからわかめとねぎをのせて完成。

つゆはやや醤油が勝った味だけど、塩辛さ一歩手前でとげがない。ラズウェル細木酒のほそ道」で、二日酔いの朝は立ちそばのかつおだしが利いたつゆを飲むと復調するといった話を読んだことがあるけど、このつゆを飲んでいて何となくそんなことを思いだした。ただ、お店の前にただよっていた香りはつゆからは感じられなかったのだけど。わかめは肉厚で美味。めんは普通のゆでめんだけど、つゆとわかめとのバランスがよくておいしくいただいた。

お昼時を過ぎていたのに客は私を含めて3人いたので、繁盛しているほうかもしれない。となりの青年は冷やしもり大盛を食べていた。若さの特権か。ゲソ天も気になるけど、この店で私ならわかめとかきつねなどの天ぷら以外のものを注文するかな。油の混じっていないさっぱりしたつゆのほうが二日酔いには効きそうだし。帰りは音無親水公園から石神井川沿いを歩く。早くコロナが収まって、飛鳥山公園でビールでも飲みながら桜が楽しめるようになってほしい。

f:id:keropple:20210602001721j:image

f:id:keropple:20210602001726j:image