立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

大久保 長寿庵

今日は日曜日。休日でもやっているお店はないかとネットで探していたところ、ちょうど土曜は休みだけど日曜日はあいているお店を見つけたので、行ってみることに。

場所は大久保駅から徒歩1分ほどのところ。午前10時頃の訪問。初めてなので、内規により天玉そばに決定。口頭で注文すると、明るい雰囲気の店員さんがめんを温めてどんぶりに盛りつけてつゆを注ぎ、卵を割り入れてかき揚げとねぎを乗せて1分ほどで完成。

つゆは甘辛。やや濃いめの味付けだけど、醤油とかつお節が調和しているのでクセはない。めんは太めで食べごたえあり。作り方から考えてゆでめんだろうけど、こしがあってもちもちしているので、生めんのような味わい。「かめや」のめんを思い出した。どんぶりに蓋のように覆いかぶさった大きなかき揚げは衣が厚い昔ながらのタイプ。ただ、しっかりと揚げられているのでつゆでふやけることはなく、最後までザクザクとした食感があった。中身は玉ねぎと長ねぎのほかはよく分からなかったが、噛むとたまに桜えびの風味を感じる。熱々のつゆで白身に熱が入った卵をかき揚げの油でコクが出たつゆと一緒にすすってごちそうさま。

文化放送が流れる店内には歴史を感じたが、明るくこぎれいなので古くささはなかった。客は私のあとにひとり。注文時のやりとりから見て私と同じ一見さん。天玉そば360円でこれだけの味なら、平日や日曜の昼過ぎには常連さんで混み合うのだろう。私も近所ならしばしば通うと思う。次回はわかめそばに天かすでも追加してみようかな。さらにゆで玉子40円をつけてもいい。きっとまたこのもちもちめんが恋しくなるはず。

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