立ちそばめぐり

おいしい立ち食いそば屋さん探しの記録。

新橋 丹波屋

新橋駅から徒歩1〜2分ほど。最近、私はむらめんの嘉味庵というおいしい生めんを使っているお店をめぐるのが一つの楽しみになっている。このお店でも嘉味庵を使っているとのことで、さっそく行ってみることに。

平日の午後1時ころの訪問。5人くらいしか入れない店内は私が入ってちょうど満員。ゲソ天がないので、例によってかき揚げそば。今日は栄養のことを考えて生卵も付けてみる。口頭で注文してお金を渡すと、店員さんがめんを袋から取り出してお湯で温め始めた。…あれ、生めんのお店だったのでは?めんを丼に盛りつけ、かき揚げを乗せて卵を割り入れ、わかめをトッピングしたらつゆをかけ入れて完成。

つゆは薄味。だしが勝るあっさりとした風味。最近は一由そばに頻繁に行っていたので、いっそう薄く感じる。卵は黄身が崩れていたので、つゆが濁らないように先にすすってしまう。めんはゆでめん。ぼそぼそとした昔ながらの食感。かき揚げは揚げ置きでしんなりだけど、衣が厚くないのであっさりと食べ進められる。おいしいけれど、何となくもやもやしながら食べ終わり。

よく調べてみると、冷やしは生めんの嘉味庵で温そばはゆでめんの京香だった。どうりで店先に両方のめん箱が積まれているわけだ。ちらっと昔話であった「吉四六さんのカラス売り」の話を思い出したけど、たんなる自分の勘違い。次回は普段は頼まない冷やし天ぷらそばでも注文して、嘉味庵のめんを食べようか。冷やしと温そばの値段差が40円なのは手間賃か、めんの差から来るものなのか…などとさもしいことを考えてしまった。

全体としてあっさりとしたそば。お店は込み合っているしネットでの評判もよいので、ファンが多そうな印象。このお店が入居しているニュー新橋ビルだけでも丹波屋のほかに小諸そば箱根そばが入っているし、駅前にはほかにおくとね、かめややそば田もある。どのお店とも違う味だから、一定の人気を得ているのだろう。次は新橋周辺のお店をめぐってみようかな。

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